天体ショーは過ぎたけど・・・グレート・コンジャクションその後

2020年12月22日 午前3:20 木星と土星が重なって見えるというグレート・コンジャクションがありました。

天体ショーよろしく、占星学以外の一般のメディアでも大きな話題となっていましたね。

 

さて、これを書いている今日は、2020年12月27日。

あれから5日が過ぎたんだけど、メディアはとっくに別の話題に。

人々も日々のニュースに一喜一憂しています。

 

しかし、メディアが盛り上げた天体ショーとしては一瞬で終わったけど、私たちへの本当の影響は実はこれからなんですよ。

 

特に影響が予測されるのは、木星が減衰しており力を全く発揮できないことによるもの。

木星は最高の吉星だけど、その吉意が消失している、すなわち良きことが起きにくい、ということが予測されるわけです。

 

木星の吉意というと、高度な知識や叡知、倫理観や精神性の高さ、健康や豊かさ、法則や正義なんかが代表的なところ。

こういった吉の意匠が発揮されにくくなっている、言い換えると、それと反対のことが起きやすいということになります。

例えば、誤った知識が流布する、倫理観が乏しくなる、不正がおこる、健康への障害といった感じでしょうか。

 

これらの事象が、それぞれのチャートで今木星がトランジットしている山羊座が何室(ハウス)にあるかで、具体的な影響とし発生してくるわけです。

 

例えば上昇星座が山羊座の人なら、人格や健康面で上記の影響が出るでしょう。

乙女座の人なら、山羊座は第5室ですから、知識や学び、創造性の発露への影響が懸念されます。

 

一方で木星は理想主義に走りやすいという傾向も持っています。

その理想主義が弱まって、かつ現実的な土星とのコンジャクションによって、物事を具体的に進める・構築することへの良い影響もあるでしょう。

 

このように、グレート・コンジャクションと一言で言っても、個別に全く影響が異なってくるわけです。

この影響は、2021年11月21日までは続きます。

 

ご自身への影響をお知りになりたい方は、お気軽にお問合せくださいね。